Friday, March 28, 2014

非日常に対する飢え

先日記事に書いたように、ここには本当にたくさんの寿司バーがある。

少なくとも1kmに1件はあるだろう。
この地域で展開されているちょっとしたチェーン店のようである。名前は「TOKI」「SENSUYAKI」などである。どう言う意味かはわからないが。その多くはなぜかアメリカン、イタリアンレストランと同居しており、イタリアンと和食というメニュー二つが提供されることがほとんどである。このように同居させることによって何をしたいのだろうか?!

・バリエーションを豊富にできるから。まあこれは当然かも。
・敷居をさげれるから。海外寿司委員会認定証みたいなものが壁にかかげてありくそこの資格を取得したのが1年半ほどまえとなっていた。まだ普及まもないようだ。当初、和食は認知度がそこまで高くないから、知名度が高いイタリアンに便乗して料理を出すような形でそれが受け入れられやすいステップをふもうと試みのかも。

寿司バーを友達同士の雑談に使っている場合もあればカフェ感覚で若い女性が食べに来ていたりもする。僕の主観ではあるが、寿司バーが広まったことには、人々の非日常なことに対する飢え、欲求が要因としてあるのではないだろうか。それはここに滞在して生活を観察していて凄く感じていることだ。またそれに関しては違うトピックで書いてみたいと思う。

この地域の飲食店のバリエーションを見てみるとまだ豊富にあるようには思えない。そのような中で、寿司バーは落ち着けてくつろげてかつ少しおしゃれな空間づくりに成功している飲食店であるように思える。そして、それは日本の寿司屋とはまた違う感じの良さをもっていると思う。



右の写真は突き出し(にんじんのほそぎりにみりんを足して炒ったようなもの)




謎のヌードル(あさり、うどん、めんつゆ、パプリカなどで構成されている)













店はこのような落ち着ける雰囲気となっている。















寿司は普通においしい。ただし少し小ぶりなわりに値段が高いようにかんじる。サラダ巻はパプリカ、キャベツ、人参で構成されている。
ここで入手できる食材でうまくローカライズされているといえる。








ネギトロ巻的なもの。普通においしい、しかしこれも値段の割に量が少ない。凄くこぶりなのだ。30グリブナ(300)円くらいでこのひと皿の量。ウクライナで300円でこの量だと少し高い料理の部類となる。











このようにローカライズされた寿司を目の当たりにするのは楽しかった。


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