Friday, June 26, 2015

世界は狭すぎる、偶然の再開

写真はパナマのサンタカタリーナのビーチ。

今はコロンビアにいますがその前にサーファー、ダイビングする人にとって人気なスポットであるサンタカタリーナに滞在していたときの話。

そこはくっそ田舎で、ネットもほとんど通じませんでした。

早朝6時頃からサーフィンしようとビーチに向かうとすでに5,6人がいました。みんな早起き。

そこで波を待っていたんですが、ちょっと後ろを振り返ってみるとどっかで見たことあるような金髪サーファーがいた。

まさかと思っていたんですが、もっと近くでみるとメキシコのプエルトエスコンディードで同じホステルにいてサーフィンを一緒にしたアルゼンチン人だったんです。その時のことは記事「ラテンの人の生き方を見てうらやましく思ったこと」に書いています。

メキシコのプエルトエスコンディードのレストランで半年以上は働いていた彼ですが、そのレストランを今年の2月にやめたとのことです。

そして以前1年間滞在していたこともあるというこのパナマのサンタカタリーナに戻って部屋をアルゼンチン人の友達とともに借りて、アルゼチン人オーナーが経営するレストランを手伝っているそうです。

まさかの再開だったので、サーフィンを終えたあと、それまでのお互いの経緯など酒を飲んで語りました。

この2人だけかもしれませんが、アルゼンチン人は非常によく笑うな〜と。「がっはっはは」と雄叫びのように笑うので、家の外の通行人も一体何が起きてるのかと見てきます。

ただそんな2人と話していて、途中から国についていろいろ思うことがかなりあることがわかりました。愉快に笑う彼らの奥にも色々複雑に思ってることがあるんだなと。

サーファーの友達のアルゼンチン人はチキンを販売する店を経営してたそうで、今休暇でパナマに数ヶ月きてたようです。しかし、アルゼンチンでビジネスをやる気にはなれない。なぜなら政府がむちゃくちゃな税金の使い方をするからと息巻いていました。

こういう不満って日本と同じというかこれって世界共通なのかも。

なんにせよ、旅人の間でアルゼンチン人の評判は悪いけど僕の知ってるアルゼンチン人はフレンドリーですごくいいやつが多いしすぐ仲良くなれる。

ただもったいないのが連絡先を交換するのを忘れてしまったこと。またどっかで会うかもと僅かな期待をしています。

Wednesday, June 24, 2015

キューバで見た高級食材の価格破壊:ロブスター祭りの始まり

3ヶ月経過してしまって今更感もあるが、キューバを忘れる前にここに記録を残しておこうと思う。

キューバと聞いてどのようなことを思い浮かべられるだろうか?
共産主義、チェ・ゲバラ、フィデル・カストロ、葉巻などが出てくるだろう。


僕はキューバの歴史にもそこそこ興味があったわけだが、それよりもキューバで僕が一番感動したのは安い食事だ。

とりわけその中でも僕が驚いたのは超激安なロブスターだった。

ここキューバではフルーツジュース、ご飯、スープ、ロブスターの丸焼き、デザート、コーヒーというメニューを含んだディナーが600円ほどで食べることができてしまったのだ。

ちなみに僕が上記写真のロブスターを食べたのはトリニダーという首都ハバナから5時間くらいの海が近い地方都市だ。たしかレストランの名前はMarineという名前だったように記憶している。

トリニダーの海はこれまで見てきた、コスタリカ、メキシコ、パナマ、日本などの数々の海の中で最も透明度が高い海のように思う。

ロブスターを漁師から直接買えば8匹1000円くらいで買えちゃうという噂も聞いた。

日本でロブスターを食えば3000円くらいいくのではないだろうか。日本でロブスターの丸焼きを食べたことがないからわからないのだが。

噂ではキューバ人はあまりロブスターを食べないのだが、キューバ近海ではロブスターがたくさん釣れる。そういうわけで少ない需要と多い供給ということでロブスターの価格が低くなっているのではと思われる。

キューバに行く機会があればぜひこのロブスターをたっぷり堪能するのも一行ではないだろうか。

次回はロブスターに続き食事からみるキューバ社会の仕組みについて書いてみたいと思う。



Sunday, June 14, 2015

チーノ問題 チーノと呼ばれることにどのように対処するか?!

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中米を旅をしてきて日本人旅行者がよく遭遇することに「チーノ」と言われることがある。チーノとは中国人を意味するスペイン語だ。

ただ、僕はおそらくサーフィンをしまくっていたことによって、かなり日焼けをしていたせいか、そんなになかった。

欧米のツーリストや日本人の旅人から現地人扱いされたことがメキシコ、コスタリカ、パナマである。ここコロンビアでも日本人からコロンビア人と勘違いされスペイン語で話しかけられたぐらいだ。

そうだ、キューバでは国交のあったベトナムの影響なのか「ベトナム人か?」と言われたこともあるw

旅ブログを見てるとこの「チーノ」が旅人の間でちょっとした話題になっており、そう呼ばれることを不快に思われる人も結構多いみたいだ。

僕は個人的にだがそう言われて不快に思うことはあまりない。

そもそも日本から遠い南米に住む彼らにとって(高い教育を受けた人以外)日本と中国は同じ国という認識であり、そのエリアの国一辺の人を呼ぶ呼称みたいなもんだろう。

実はコスタリカに滞在しているときに泊めてもらってたデビットは日本が島国ということも知らなかったくらいだ。

しかし問題なのはそこに侮蔑的なニュアンスを込めて彼らが使った場合なのだろう。それでも僕はあまり気にすることはない。なぜならそのような彼らは意識、無意識にコンプレックスを持っているからなのではと理解しているからだ。

コンプレックスがあるがゆえの優越性を感じるための行動ということもありえるのではないか。

それがどのようなコンプレックスなのかは今後探っていきたいところだ。スペインの植民地支配から始まり、その後はアメリカからの大きな影響をこうむっている複雑な歴史を持つ南米において確実になにかあると思っている。

このように
他人の行動の原因を正誤はともかく理解することでこちらも感情的に反応することはなくなると思っている。

と言いつつ僕はムカついた場合、本音が口から出てしまうタイプでもあるから自分への戒めとしておきたい。

そもそもどんな時代にも差別はあったし、今後も残り続けるだろう。自身の優越性を感じたいために他人を見下すというのは「社会」に生きる人間の性なのかもしれない。そのような優越性を感じたいというのはこう言っている僕自身にも例外なことではないと思っている。












Saturday, June 13, 2015

(レビュー)クロームブックとは何か気になったので早速買ってみた。

旅に持っていくパソコンに悩まれる人も多いのではないかと思います。

軽いものがいい、けど軽いパソコンはたいがい高い、さらにMacBookのような高すぎるパソコンも盗まれたときのことを考えると考えものです。安いパソコンはパソコンでも起動や動作が半端無く遅いし。

ちなみに以前の僕は安い中古のパソコンを旅には持って行っていたのですが、動作が超遅いし、頻繁にフリーズするわでイライラさせられっぱなしでした。

今回の世界一周では普段から使っている4年前に購入した東芝のパソコンを旅に持って行っていたのですが、重いのと分厚すぎるので毎度疲れ果てていました。とりわけ空港で荷物チェックでパソコンを出すのはストレスになりました。

重いというのはそれだけで旅人にとって悪でしょう。

そんな悩める旅人にはクロームブックというものがとてもおすすめです。実際に僕は東芝のパソコンが旅中に壊れてから、Amazon.comで東芝 Toshiba Chromebook 2 クロームブック CB35-A3120 を購入しました。

たしか元値が230ドル(28000円)で、コロンビアへの送料、関西含めると300ドルほどでした。購入し、USAから滞在先のコロンビアのホステルにクロームブックを送ってもらいました。

このクロームブックとは「一体なに?」てことですが形式的に言えば、Googleが開発したGoogle Chrome OS(オペレーションシステム:パソコンを動かす基本的なソフト)というOSが搭載されているパソコンのことを指します。サムスン、東芝、ASUS、ACERなど多くのPCメーカーがそのOSを搭載したクロームブックを販売しています。

日本でも流行ってきてるそうですが、アメリカではかなり人気とのことです。僕はアメリカのAmazonで非常に評価が高かった東芝を選ぶことにしました。東芝すごく頑張ってます。

クロームブックは外見がパソコンそのまんまです。しかしパソコンとは異なる点がたくさんあります。

◎クロームブックの利点
・バッテリー持ちがかなり良い(僕の東芝のクロームブックは11時間持つ)
WindowsPCのような余計な機能、ソフトが入っていないから効率よくパソコンが動くためできるのでしょう。空港やカフェなど充電コンセントがないシーンによくでくわす旅人にとって長時間駆動であることは必須でしょう。

・充電が速攻で完了(30分ほどでフル充電になってました)

・起動が超速
余計なソフトがパソコンに入っていないので立ち上がりが半端なく早い。数秒でネットサーフィンをスタートできる。

・軽い
重さはだいたい1キロくらいです。前使っていた東芝のパソコンが2,5キロだったことに比べるとかなり軽いです。旅人にとって軽さは超重要でしょう。

・薄い
クロームブックは薄いです。手の指一本くらいの薄さです。バッグ内でもかさをとりません。

・ファンなしのクロームブックが多い
内蔵ファンがないのでうるさくないです。最近発売された機種はほとんどファンなしです。

・GoogleDrive100GB使う権利をもらえる
クロームブックを買うとGoogleDriveに大容量のストレージ100GB(2年無料)を持つことができます。なのでこれまでパソコン本体に記録していたデータをクラウドに保存するのでらくらくです。またパソコンの盗難による大事なデータ喪失という被害に対する対策になるかもです。

◎クロームブックの欠点
・記憶メモリが少ない
Googleの提供するサービスのストレージに記録することが前提なので。ただ、大容量のドト付の記憶メモリをもっておくとカバーできる問題です。僕はUSBメモリ64GBを購入しました。
・Windowsパソコンで使うソフトを使うのが面倒
例えばスカイプなどのソフトですと通常のPCのように単純にダウンロードして使うことができないようです。ただ、色々自分でセッティングすることで使えるようになるようです。

あと、マイクロソフトのワードやエクセルなどが使えません。なのでGoogleが提供する類似のサービスを利用する必要があります。たとえばGoogleドキュメントなどです。Googleドキュメントはワードと互換性があるのでワードファイルを開いて編集することは可能です。

・ネット環境が必要
クロームブックは基本ネットに繋がっていないと作業できることが少ないです。上に書いたようにGoogleドキュメントを使うなどもネットにつながっていないとならないです。このように欠点もあります。

総括:クロームブックには欠点を超えるあまりある利点がある
クロームブックは旅人にとって欠点を補うだけのあまりある利点があります。

まず、旅人はパソコンをネット環境のある宿でつかうことがほとんどでしょうからネット環境がないと使えないクロームブックのネット環境が必要という欠点は大きな支障とはならないと思います。

そして、なんといってもクロームブックは値段が安いものであれば200ドルほどと安い。そして重さも1キロほどと軽いし動作も早い。

本格的な作業ではなくブログ、SNSで写真アップなどの使用のみが主な利用用途であろう旅人にとっては十分な機能を備えています。

僕の買った東芝の機種は日本のアマゾンでも36000円で販売しています。

日本で販売されていない機種でもEbayというマーケットプレイスサイトでサムスンやAsusなどの機種を格安200ドル以下で買うことができます。

送料、関税を込みにすると250ドルくらいでしょうか。Ebayを利用してアメリカから日本に送ってもらうという手法もありかもしれません。



Thursday, June 11, 2015

察するという思考が人間関係の問題の種となると感じた話

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ちょっと唐突な話題だけど対する相手の気持ちを察するという日本の美点のような文化習慣が持つ欠点について書いてみたいと思う。

実は旅をしていろんな国の人と関わる中でその察するということには良いところがあるとともに、そこにコミュニケーション不足が合わさったときに悪いところが多く見えるようになったからだ。

僕たち日本人はこれが日本の長所であると思っているけど、それは一面正しい面もあるのだけど、察するという行為に他者とのコミュニケーションが不足していることが多いのではないか。と感じている。

察するというのは、自分の他者の気持ちの捉え方でしかないわけであって、決して他者の気持ちを正しく把握できているものではなく、そこにはさらにしっかりしたコミュニケーションが必要だ。

そのコミュニケーションがあってですら他者の気持ちを把握するのは難しいものなのに勝手に推し量ってしまってはならない。

例えば、誰か他の人を見た時に「あの人はこういうことすれば怒るかもしれないな」などこちらが思っていても、当の本人はまったくそんなことはないことなどたくさんある。
そしてその逆もまたしかりだ。

僕は幼い頃から思い込みが強い上に、他人に考えを打ち明けることが苦手だったために20歳くらいまで色々と人間関係で問題をおったりした。

しかし、20歳を過ぎたくらいから営業アルバイトのようなことをしてみたり、紛争学や社会学のゼミをとって他者とお互いの認識の仕方を共有する必要性というのを痛いほど学んで少しずつ改善していった。大学のゼミなどで勉強になったことはこのあたりではないかと感じている。

そして22歳の時にインドの現地企業でインド人とともに働いてみて、海外には物事の認識の仕方が大きく違う人がいて、まず最初に行うべきことは察するではなくお互いの認識を共有するコミュニケーションであると感じたのだ。

察するを否定する気はないが、そこにはしっかりしたコミュニケーションが前提として存在しなければならないと思っている。

こんなこと当たり前のことだが自分の考え方の整理に必要だと思ったので書いてみた。




Tuesday, June 2, 2015

パナマにて何事もなめることなく腰を据えて続ける意義を感じる



この1ヶ月、パナマのモリーヨというこれまた人がほとんどいないビーチでサーフィンをしまくった。ここはかなり難度高めの波で、伸びかけてた鼻を完璧にへしおられた。

というか肉体的に何度も怪我しそうになった。このモリーヨのビーチは波が高く、2メートルくらいの高さの波が速攻で崩れる。タイミングみすればその崩れた波とともに巻き込まれて海底にたたきつけられる。下に岩があったらとゾッとする。ただそのタイミングをつかんで波に乗れた時は叫びたくなるほどうれしかった。

思うに何事もなめずに現状に満足することなく、一度しっかり腰を据えて取り組んでみれば次のステージにいける、次々に新しい発見が待っているのだと感じている。

サーフィンであればあるビーチではうまく波にのれても別のビーチにいけばまた違うタイプの波でであることはほとんどなので、乗るコツをつかむ必要がある。ただその新しいチャレンジの中でさらに技術を高めていけるのだ。

これはサーフィンのみならずフリーランスで昨年からやってるライティング仕事もそうだ。ライティングで記事を面白くするのには切り口が重要だと思っていて、その切り口はもちろん自分の考え方、発想そのものだ。

書く数を重ねれば、発想は出てくることも増えてくるし、面白い切り口も思いつくようになるのだと感じている。


つまり、基本その書く対象そのものが面白いのではなくて、それをどうとらえるのか、その対象に対する自分の考え方が面白い切り口を提供してくれる。当たり前のことだけど。

なめることなく物事に取り組む意義というのはほとんどすべてのことに通じることだと思ってる。
そして、久しぶりに飽きることなく続けることができる対象ができてうれしい最近。