Friday, February 28, 2014

出発前夜に思うこと

ウクライナに向けて出発前夜でありながら、ひたすら引越しの片付けに追われた。
今3時だけどやっと部屋が片付きなんとか明日の午前中にはすべての荷物を実家に送れそうだ。

明日はというか今日は11時に両親に車で荷物を引取りに来てもらい、1度実家に帰り荷物を整理し、そのあとすぐに関空に向かい、深夜の飛行機で香港に向かう。
そして香港国際空港内で一泊して、そのあとモスクワに向かい、またそこでも空港内で一泊し、そのあとウクライナに向かう。なかなか長い旅路になりそうだが、バングラディシュのダッカ空港で飛行機のアクシデントのため空港内で2泊したこともあるので結構こういうのは平気なタイプだ。
あの時はどこからともなく容赦なく刺しにかかってくる蚊に苦しめられて、ろくに寝れなかったな~~。

というより久しぶりにじっくり読書をする時間がとれそうなので嬉しかったりするし、いろんな国の空港をそれぞれ比べてみるのは楽しかったりする。

ところで今ニュースでも報道されているようにウクライナの、とりわけ首都のキエフの情勢は予断を許さない状況であると考えておいたほうがいいかもしれない。
ただし、現地のウクライナ人に現地の状況を聞いたところキエフ以外の地域ははさほど普段と変わらないようだ。むしろ「あなたは心配すべきでない!」とまで言われたorzしかし、やはり慎重には慎重を期して渡航を決断すべきなので情報収集に努めた。
現地のウクライナ人や外務省の渡航情報を参照したり、滞在予定先がキエフより500キロ離れた都市であることを鑑みて、治安面での問題はないと判断して渡航することに決めた。

今回が、学生生活において最後の海外滞在になりそうだが、2年間もの放浪や今回の放浪を含んで、僕をこれだけフリーダムに行動させてくれてかつ今回の引越しにも協力してくれる両親には感謝している。というかせざるをえない。
もし僕に子供ができたときに同じように子供をここまで自由にさせてあげ、かつ協力してあげれるだろうか。ふとそんなことを思った。まあとにかく寝よ。

Wednesday, February 26, 2014

コメだけの(失礼)新潟県に外国人観光客がたくさんいる理由


まったくウクライナと関係ない記事にはなるけど、日本における外国人のスキー旅行客の増加について。先日、新潟県の赤倉にスキーをしに行った。そこで特筆すべきなことは、スキー来場客の2割ほどが外国人だったということだ。ひと目でわかる白人の来場客がそのくらいの割合だったので、ひと目ではわからないアジアからの来場客も含むと外国人来場客は結構な数になるのではないかと思う。
 一緒にスキーをしに行ったフランス人の友達は「え、なんでこんなにガイジンばっかりたくさんいるの。なんで」と流暢な日本語で叫んだので、間髪いれずに「お前もガイジンだろ(笑)」とツッコミを入れた。
話は少しとぶが、5年ほど前の夏に北海道にいった時もオーストラリア人の多さに驚いた。どうやら従業員もオーストラリア人であるようなオーストラリアの会社が経営しているリバースポーツの会社が多くあるようだった。また、ニセコのスキー場には英語の従業員もいるようなスムーズにウインタースポーツを楽しめる環境だそうだ。
 しかし、この場所は北海道ではなく、新潟だったのだが、なぜこんなコメしか有名でない新潟(失礼)に外国人がいっぱいくるのだろうか。なぜこんなにもたぶん外国人(大半はオーストラリア人と推測)が多いのだろうか。想定されうる理由を考えてみた。
 
1.季節が逆
オーストラリアと日本では冬と夏が逆で、年中ウインタースポーツを楽しみたいオーストラリア人が来る。カナダとかアメリカは遠いから日本を選ぶ
2.オーストラリアより日本の方が物価が安い
 オーストラリアは物価が高いとオーストラリア人から聞いた。日本でスキーをする方がオーストラリアで滑るより割安でスキーができるのかも
3.伝統にたいする好奇心≒観光目的をかねたスキーを楽しめる
 リフトで横に載っていた英語を話すオーストラリア人らしき二人組の会話を盗み聞きしているところ、トラディションという単語が何度も出てきた。たぶん二人はこんな会話をしていたと思う。正直英語力そんなないので結構推測しながら会話を聞いた限りだと
「日本てスキー場たくさんあるよな。伝統的な食べもんもあるし、温泉も気持ちいいし最高だわ、英語の案内版が充実しているよね」みたいなことを話していた。(と思う笑)
4.赤倉はニッチな場所
ニセコはオーストラリア人だらけだからあえてそういうところをはずして赤倉を選ぶ。日本人でも日本人観光客が多いところを外して観光地を選ぶ人がいるのと同じように、そうする人がオーストラリア人にいて、あえて赤倉を選んでるのかもしれない。
5.パウダースノー、雪質がよいらしい
ネット上でそんな意見がちらほらある。日本以外でスキーしたことないからわからないけど、そうらしい。

外国人的には赤倉に来る理由にはどんなものがあるのか気になったので、ホテル予約代行サイトのTripadviser上にある赤倉のホテルにたいする外国人観光客のレビューを見ていると
http://www.tripadvisor.com.au/Hotel_Review-g1021352-d1092778-Reviews-Akakura_Hotel-Myoko_Niigata_Prefecture_Chubu.html外国人観光客がホテルのwebサイトの英語版が少ない、風呂が小さい、けどこれも日本だからまあいっかなどと、リアルな声が外国人観光客からあがっていたりと面白い。ご飯に関しては満足していると書いている投稿者も多かったり、オーストラリアのスキー場には二度と行かない(高いから)とレビューを投稿しているオーストラリア人もいる。

今回のスキー旅行で、思いがけもなく、日本の観光業が持つポテンシャル、またホテルの英語版サイト(スキー場自体は案内、標識などかなり英語表記も充実していたけど)を充実させるなどといった、さらにより良くしていける(集客を図ることができる)ポイントがあるのではという発見があった。
 

Sunday, February 9, 2014

航空券を安くとるために気をつけること

海外に渡航する際に最もかかる費用はなんといっても飛行機代である。。

僕の場合まだ滞在期間を決めていないので片道の航空券を買わざるをえない。
滞在期間が決められているFIXの往復航空券であれば比較的安く買うことができるだろう。
しかし、片道だけの航空券であればどうしても高くなる。

アジアへの旅行であれば、LCCのエアアジアやジェットスターを組み合わせれば安く渡航できるのは知っていたが、アジア発のLCCはアジアからヨーロッパには接続していないようでヨーロッパへはどうすれば安く渡航できるのかいろいろと調べてみた。



出発地と目的地を入力すれば自動的に安い航空券をさがしてくれるアプリであるskyscanner(http://www.skyscanner.jp/)で関空→ウクライナのドニプロペトロフスク空港というルートで航空券を調べれば、安くても航空券はエミレーツ航空やトランスアエロなどの航空会社を組み合わせて95000円ほどかかるとわかった。
しかし出発地を関空ではなく香港国際空港→ウクライナのドニプロペトロフスクと入力すればアエロフロートという航空会社を利用して54000円でいけることが分かった。香港国際空港を利用すれば関空から出ていない航空機アエロフロートを利用することができるからだろう。

ここでまた気をつけるべき点があるのだが、skyscannerで航空券の販売先として表示されるのは航空券取得代行をしているエクスペディアなどの旅行代理店のサイトであることが多い。ということは54000円という金額はおそらく旅行代理店の仲介料金が上乗せされているので、そこでは買わずに航空会社のサイトで直接買うほうが安く買えると考えた。
実際、航空会社のアエロフロートのサイトで 同じ航空券を調べてみると51000円で買うことができた。

旅行代理店のサイトで航空券を買うと何が違うのかというと日本語の予約完了メールがくるということくらいではないかと思う。それで3000円は少しもったいない気もしなくもない。

話が少しそれたが、香港国際空港まで出れば日本より低コストでヨーロッパに渡航できることがわかる。
そこで香港国際空港に関空からいけるLCCの航空会社はないか調べてみると、LCCのピーチや昨年の秋に関空にも就航した香港国際エキスプレスなどがあり、香港国際エキスプレスを使えば11000円で香港までいけると分かった。51000円+11000円で合計62000円で関空からウクライナのドニプロペトロフスクまでいけるということだ。最初の95000円と比べてみて約30000円浮かすことができた計算になる。

この件でツールに頼りすぎるのはよくないし、そもそもおそらくskyscannerは顧客を紹介した旅行代理店からの収益を得ていると思われるので、出発地と目的地を結ぶ飛行ルート、航空会社を調べるツールと考えて使うのがいいと思う

いくつかの選択肢を検討することとある程度サービスの中身を検討してみることが大事であると今回の件で思った。

はじめに-ブログを書くにあたって-

何かを発信する訓練をしてみようとブログを再開した。インド滞在記以来のブログ。
3月の初旬より1ヶ月ほどウクライナに行くことになったのだがそれに関連する出来事についてこのブログに書いていく。

このブログでは
・ウクライナ渡航までの段取り
安く航空券を手配する手段等
・ウクライナ滞在中に現地にいてこそ感じれることや考えることができること
僕の目から見たウクライナ社会への認識、ネオナチに見られるようなアジア人差別などの人種差別問題
・ウクライナの政治
現在進行形で首都キエフで起きているデモに見られるようにEUとロシアの間で揺れ動く国民の分裂
・ウクライナにおけるビジネス環境
とりわけ日本食ビジネスの可能性調査
・その他
肥沃な土地を利用したウクライナの農業、ウクライナの観光業

上記のように僕の興味があるテーマに沿って好奇心の赴くままに書いて行きたいと考えている。今後のブログで滞在中に学べることが増えるように現地で調査するテーマと手段を複数具体的に決めていこうと考えている。

滞在中はNPOのアイセックを利用してウクライナ現地の教育機関でのインターンシップに参加する予定だ。インターンシップを利用する理由はアコモデーションや食費が無料など滞在コストを抑えれる点などの経済的な面のみならず、ホストファミリーとの生活、現地の優秀な学生と交流できることが挙げられる。
 
 ここで日本人にとってはあまり親しみのないウクライナを渡航先に決めたのか疑問が起きるかもしれない。
 2011年にウクライナに渡航した日本人観光客数は7500人ほどで、それに対してフランスやドイツは60万人以上だ。あの下痢にかかりに行くような国同然のインドですら19万人。
数字が説得力を持って日本人にとってマイナーであることを表している国を渡航先に選んだのはなりゆきであったともいえる。

 2012年(http://d.hatena.ne.jp/yanshi7654321/)にインドに滞在していたとき東欧地方から来ている学生と生活をともにしたりと仲良くしていた経験から性格的に日本人である自分とどこか共通している点がある、もしくは親和性があると感じたこともありロシアCISや東欧地方の国々に興味を持ちはじめた。
 共通していると感じた点というのはどこかというとラテン系の国の人とは異なりわりかし堅く真面目なかんじ、シャイなとこと、親和性を感じるのはお互い地理的に辺境にいきている民族であるがゆえにお互い親しみがもてるところにあるのかもしれない。
そういったことも手伝って卒業するタイミングである今にそれらの国に滞在してみることに決めた。

リトアニア、エストニア、ブルガリア、ウクライナのプログラムに応募し面接を受けたが、英語面接の準備不足でウクライナ以外はうまく面接で質問にに答えることができずに落ちてしまった。ウクライナは4回目の面接で、さすがにある程度質問に答えれるようになっていたので十分に自分の強み、性格を表現できてインターンシップ受け入れ先機関に受け入れてもらえることとなった。

そのような感じでウクライナが渡航先となった。