まったくウクライナと関係ない記事にはなるけど、日本における外国人のスキー旅行客の増加について。先日、新潟県の赤倉にスキーをしに行った。そこで特筆すべきなことは、スキー来場客の2割ほどが外国人だったということだ。ひと目でわかる白人の来場客がそのくらいの割合だったので、ひと目ではわからないアジアからの来場客も含むと外国人来場客は結構な数になるのではないかと思う。
一緒にスキーをしに行ったフランス人の友達は「え、なんでこんなにガイジンばっかりたくさんいるの。なんで」と流暢な日本語で叫んだので、間髪いれずに「お前もガイジンだろ(笑)」とツッコミを入れた。
話は少しとぶが、5年ほど前の夏に北海道にいった時もオーストラリア人の多さに驚いた。どうやら従業員もオーストラリア人であるようなオーストラリアの会社が経営しているリバースポーツの会社が多くあるようだった。また、ニセコのスキー場には英語の従業員もいるようなスムーズにウインタースポーツを楽しめる環境だそうだ。
しかし、この場所は北海道ではなく、新潟だったのだが、なぜこんなコメしか有名でない新潟(失礼)に外国人がいっぱいくるのだろうか。なぜこんなにもたぶん外国人(大半はオーストラリア人と推測)が多いのだろうか。想定されうる理由を考えてみた。
1.季節が逆
オーストラリアと日本では冬と夏が逆で、年中ウインタースポーツを楽しみたいオーストラリア人が来る。カナダとかアメリカは遠いから日本を選ぶ
2.オーストラリアより日本の方が物価が安い
オーストラリアは物価が高いとオーストラリア人から聞いた。日本でスキーをする方がオーストラリアで滑るより割安でスキーができるのかも
3.伝統にたいする好奇心≒観光目的をかねたスキーを楽しめる
リフトで横に載っていた英語を話すオーストラリア人らしき二人組の会話を盗み聞きしているところ、トラディションという単語が何度も出てきた。たぶん二人はこんな会話をしていたと思う。正直英語力そんなないので結構推測しながら会話を聞いた限りだと
「日本てスキー場たくさんあるよな。伝統的な食べもんもあるし、温泉も気持ちいいし最高だわ、英語の案内版が充実しているよね」みたいなことを話していた。(と思う笑)
4.赤倉はニッチな場所
ニセコはオーストラリア人だらけだからあえてそういうところをはずして赤倉を選ぶ。日本人でも日本人観光客が多いところを外して観光地を選ぶ人がいるのと同じように、そうする人がオーストラリア人にいて、あえて赤倉を選んでるのかもしれない。
5.パウダースノー、雪質がよいらしい
ネット上でそんな意見がちらほらある。日本以外でスキーしたことないからわからないけど、そうらしい。
外国人的には赤倉に来る理由にはどんなものがあるのか気になったので、ホテル予約代行サイトのTripadviser上にある赤倉のホテルにたいする外国人観光客のレビューを見ていると
http://www.tripadvisor.com.au/Hotel_Review-g1021352-d1092778-Reviews-Akakura_Hotel-Myoko_Niigata_Prefecture_Chubu.html外国人観光客がホテルのwebサイトの英語版が少ない、風呂が小さい、けどこれも日本だからまあいっかなどと、リアルな声が外国人観光客からあがっていたりと面白い。ご飯に関しては満足していると書いている投稿者も多かったり、オーストラリアのスキー場には二度と行かない(高いから)とレビューを投稿しているオーストラリア人もいる。
今回のスキー旅行で、思いがけもなく、日本の観光業が持つポテンシャル、またホテルの英語版サイト(スキー場自体は案内、標識などかなり英語表記も充実していたけど)を充実させるなどといった、さらにより良くしていける(集客を図ることができる)ポイントがあるのではという発見があった。
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