Tuesday, May 6, 2014

ウクライナ人というアイデンティティ-ウクライナ西部の町より

現在首都のキエフから移り、ヒメラニツキという地方都市に移動しました。

おまえいつまでウクライナおるねんというところですが、とりあえず五月いっぱいはウクライナ滞在予定です。その後は別の国、おそらくハンガリーかポーランドに移動予定です。

ここヒメラニツキはウクライナ人としてのアイデテンティティーをもったウクライナ人が多いウクライナの西部に位置している安定した地域です。ウクライナ人としてのアイデンティテイーて何って話ですが、ここでは「私はウクライナ人であり、ウクライナという国に所属しているのだ」という意識とします。

現在のウクライナは地域によって安定度が大きく異なるところが興味深いポイントです。
 そしてその安定度はウクライナ人としてのアイデンティティーを強固に持った人の割合がその地域に多いかどうかに依存しているところがあると思います。
 僕ら日本人的な感覚で言えば、「日本人」というのが当たり前にありすぎて自覚しづらい点ではありますが。

ウクライナ人の友達と話していたのだけど、
彼曰く
「とにかく政治家に愛国心がないやつが多く奴らの関心は金でありウクライナにあらず、ウクライナを金儲けのための道具として捉えている、私利私欲をもって政治をするために国全体がグダグダになっている」とのこと。

ヒメラ二ツキから少し離れた都市にLvivというウクライナ屈指の文化都市があるのですが、そこは歴史を遡ればオーストリアハンガリー帝国領やポーランド領であったためヨーロッパに影響を受けてきた都市です。「ウクライナのパリ」と呼ばれているそうです。
そこにおいてロシア語ははなされておらずウクライナ語がはなされます。

首都のキエフや南部のオデッサではロシア語とウクライナ語をミックスして使っている人が多く、ロシアよりの東部、ドネツクなどに行けば行くほどロシア語だけ使う人が増える模様です。ちなみに
ポーランド寄りの西部に行けば行くほど美人率が下がるとのこと。。。反対にロシア寄りの東部に行けば行くほど美人率があがるとのこと。これも重要で面白いポイントですね。

といってもウクライナ語とロシア語は共通しているところも多いため、僕からしたら違いがわからないんですが、、、ウクライナ人の友達いわくウクライナ語の方がよりリズミカルだそうです。なんとなくですが違いはわかります。

ちなみにLvivでロシア語をしゃべるとかなり嫌がられるそうです。 オデッサに住んでいるウクライナ人の友達のお父さんがLvivに行った時にロシア語を話して「むむっこやつ」と周りのおばはんにガンうられたそうです。






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