ふと思い出したことがあったのでここに記して置こうと思う。
それは以前もブログで書いた中米のコスタリカのジャングルで生活していた時のこと。そこではサーファーかつニートかつ漁師かつ家具製作者かつスイカの種まき労働者であるデイビットの家に居候させてもらっていた。
デイビット家には物置があったのだが、僕はその物置を貴重品を置くための場所として利用していた。ある時、いつも通り貴重品を置こうと物置に入ったらパイプとゴムをつなぎあわせたようなガラクタのようなものの存在に気づいた。
「これ一体なに?」とデイビットに聞くと、無言でニッコリと笑って何か箱をとってきた。そしてそしてさっと箱から何かを取り出し、パイプの先に入れてゴムをおもいっきり引いて手を離した。
すると
「バンッ」
という火薬の爆発音と主に何かがパイプから飛び出していって家の前の木に突き刺さったのだった。
聞いてみると、発射されたのは銃弾であり、そのガラクタはデイビットが自作した自作銃らしい。他にも長い銃身のこれまた工具とパイプを組み合わせた自作の火縄銃みたいなのを取り出してきた。ジャングルの中でのハンティングを楽しむために使っていたそうだ。
実弾での発砲を見たのはこれが最初でんなんとも奇妙な経験だった。
というか実弾はあんなおもちゃみたいなもんで発砲できるのだなと妙に感心した覚えがある。
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