これまでヨーロッパに始まり、メキシコ、キューバ、コスタリカ、パナマを旅する旅の中で客として利用したり、仕事を手伝ったホステル・ホテルは合計10軒くらいあると思うのですが、それを通して成功しているホステルの経営とはどんなものなのか分析する視点が身についたと思っています。
ええ、無駄にね。役たたね~笑
その10軒の中でこのホステルは成功しているなと思ったホステルは3軒です。成功している定義とは単純にTripadviserやgoogleでも評価が高いということとします。この記事ではそれらの成功しているホステルはどのような特徴があるのか書いてみます。
今、日本では円安の進行やインバウンドの旅行業界にけん引されてホステル業界もアツくなってきてるそうですが、ホステル業界は競争も激しそうだし流行に乗ってやるのでは、なかなか生き残るのは難しいのではと思います。
1.競合が少ない地域で営業していること
サービスへの需要はあるのはずなのに、その需要にこたえる供給側が少ない市場を選ぶ。言い換えると競合が少ない、これが最強だと思います。競合が少ないというとちょっと語弊がありますが、同じ顧客層を対象とした競合が少ないということです。
たとえを出してみると、メキシコのマザトランというホステル「Funcky monkey hostel」で働いていたのですが、そこはドミトリーで13ドルほどで寝床を提供していました。Tripadviderでは166レビューをもらっており評価は基本5段階中5ばかりです。
このドミトリーを提供しているホステルがマザトランには存在していなかったために金のないバックパッカーを総取りできており基本的にお客さんが絶えない状態でした。
実はマザトランは年中、温暖なこともあってアメリカ、カナダ人の保養地となっていて結構たくさんの観光客が来ています。その割に最低で30ドルくらいからのホテルしかなく安いドミトリーを提供しているホステルがなかったのです。おそらくオーナーはそこに目をつけて2年前に開業したようです。
2.オーナーが金儲け以外になにかしらこだわりをもっていること
オーナーが、何かしらこだわりをもってホステルを経営しているホステルはうまくいってると思います。単なる金目的なのか、それとも顧客に楽しんでもらうための宿泊を提供したいのか。
もちろん金儲けも重要です。ただ、金儲けが優先になっているとそれは態度に透けて見えます。そして基本的にサービスも悪いと感じることが多いです。
たんなる寝床を提供する以外の付加価値を提供できている場合、顧客の満足度は上がるのではないかと思います。当たり前の話ですが。
たとえば先に出したFuncky Monkey Hostelではよく顧客とオーナーとワーカーが一緒にオーナーおすすめの店に飯を食べに行ったり、ビーチに遊びに行ったりしていました。これはオーナ―自身が金だけではなく純粋に顧客に楽しんでほしいと思ってやっていたことでした。
寝床の満足度ももちろんながらそれ以外の価値も提供できていると顧客の満足度はさらに上がることは請負です。
3.英語圏以外の「国」にフォーカスしてターケティングできてること
日本人がオーナーではない日本人宿に滞在してみて分かったのですが、日本人の旅ブログによる口コミが広まりに広まって日本人のお客さんを継続的に獲得しているホステルがあったということです。
これは日本のみならずほかのドイツや韓国などにもいえることだと思っています。
日本人旅行者は、僕もそうですが、英語で宿を検索するのもだるいし英語は情報量が多すぎて逆に調べるのが面倒なので、日本語で評判の良い宿を選ぶ傾向にあると思います。これってたとえばドイツ人旅行者とか韓国人旅行者にも当てはまっていることだと思います。
英語以外の言語書かれた評判がネット上で広まり、その言語を使う人はその評判を信じやすい傾向もありそうです。
そうやってお客さんを獲得しているホステルは結構あったように思います。これはそのホステルがターケティングしているというよりもどうやら宿泊者がブログなどで勝手に取り上げてそうなった場合が多いようですが。もちろん紹介するくらいなのでオーナーがなにかしらこだわりもっていることの2の条件はクリアしています。
総括
もちろん格安路線でいくなら安かろう悪かろうで勝算はあるかと思います。しかし、金のためだけに経営する場合成功するの難しいのがこのホステル業界ではないかと感じています。何かしらそのホステル唯一ともいえるよなこだわりがないと生き残れないのではと思います。ちなみに今滞在しているホテルがオーナーがお客さん思いの超良い人でなんですが、田舎なのとネット上への露出がなさすぎるのでそのあたりもう少しネット上にいい感じに露出できるように改善手伝っています。
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