海外旅行、とりわけ南米の旅行をする気がかりになるののはやっぱり南米の治安事情についてだろう。
僕が今滞在しているコロンビアのカリの2014年の人口10万人当たりの殺人事件発生率は65.25人とのことだ。
一方日本の東京の2012年の人口10万人当たりの殺人事件発生率は0.20人。
比べるとカリは東京の300倍殺人事件が起きているというわけであり、どちらが危険な都市なのかは一目瞭然だ。
しかし、ブラジル、ホンジュラス、ベネズエラあたりの都市はこのカリをさらに超えているとのことで上には上がいるようだ。南米は僕ら日本人からすると全般的に治安がいいとは言い難いだろう。
カリに関しても治安が悪いし行かなくても良いという話をちらほら聞いてたんだが、いざそんなカリでもしばらく生活してみると案外、居心地が良くなってしまいはや2ヶ月が経とうとしている。
治安が悪いと言われているものの、これまでのところ殺人や人が襲われているところは一度も見かけていない。
これは他の都市でも同じでコロンビアではカリ以外の都市のメデジンでも1ヶ月以上生活したのだが、メデジンもカリと同様に日中は危ないという印象はなく僕はコロンビア全体に対して活気がある国だという印象を持っている。
これらは数値的なものではなく体感的に感じるカリの治安なのだが、昼間に出歩く分にはほとんど問題がないと思う。
ただ、1つ付け足しておきたいのだが、いくら被害にあってないからとはいえ昼間でも周りの人間に対してはそこそこ注意して歩くべきだと思う。
ただ、1つ付け足しておきたいのだが、いくら被害にあってないからとはいえ昼間でも周りの人間に対してはそこそこ注意して歩くべきだと思う。
また、深夜になると場所によってはヤバそうなホームレスがたくさん寝ているような場所もあったり、たまにヤバい雰囲気を感じるので、出歩く際には可能な限りタクシーを使うべきだろう。(タクシーは10分くらい乗っても300円くらいなので)そして男であっても1人で夜間の出歩きは結構リスクが高くなるので2人以上の行動を心がけるべきだと思う。
しかし、これらは僕が生活したなかでの話であって、実際には、犯罪被害にあった旅行者や犯罪を目撃した旅行者の話はいくつか聞いたことがある。
たとえば1人の旅行者はメデジンのちょっと治安が良いとはいえない、セントロ付近でコロンビア人のオッサンの巧みな誘導で睡眠薬による被害にあってしまい持ち物を盗まれた人。
もう1人は目の前で狂ったオッサンがナイフでコロンビア人の足を刺したというショッキングなシーンを見たという人。
もう1人は薬か何かで狂ったホームレスにナイフで腕を切られた人。
もう1人は薬か何かで狂ったホームレスにナイフで腕を切られた人。
また、カリに住むコロンビア人の友たち聞いたのだが、少年グループにナイフを見せられてスマートフォンをとられたという話なども複数人から聞いた。
コロンビアの治安は北斗の拳状態ではないものの、決して治安が良いとは言いがたいので歩く際には十分に注意したほうが良いことは間違いないだろう。