Wednesday, October 8, 2014

焼き鳥のタレを全米中で販売しているユダヤ人のおじいさんに出会った話



さてアメリカ出発まで近くなってまいりました。て何度も言ってる気がしますが、、
この滞在でアメリカに魅了されたことを白状します。会った人達がいい人ばかりだったのもあります。働けるチャンスがあれば、数年間アメリカで働いてみたいなと思わされる、そんな魅力があると思います。


アメリカのとりわけ僕が好きなところは「ノリがいいところ」ですね。なんだか大雑把。そして、それがネガティブな方向ではなくイケイケどんどん的な活力を生み出している。そんな国な気がするんですね。あいまいな表現しかできませんが、そんなところをアメリカには感じます。

旅した国の中で「働いてみたい」と思ったのは今のところドイツとアメリカの2カ国です。共通してこの2カ国とも街を歩いていて活気があると感じました。そして、アメリカの田舎はいいですね。まあ車ないと全くなにもできないのが難点ですが。まあそれは日本の田舎も同じことですね。

話を本筋に戻しますが、昨晩、ホストしてくれてるフィルにユダヤ人の教会に連れて行ってもらいました。どう見てもユダヤ人っぽくなかった僕ですが、異教徒も温かく迎えてくれてディナーを教会の2階で一緒に食べました。教会にいたユダヤ人は総計30人ほどでした。田舎なのでそもそも住んでいる人も多くなく、それでもこれだけの人が集まったのはすごいなと。ほとんどのユダヤ人が集合したのかと思われます。

牧師っぽい人が前でヘブライ語で読経していたんですが、ヘブライ語って発生に喉を使うアラブ語みたいな響きなんですね。あの発生は独特なので、エジプト人の友達が話している時はいつも、のど痛くならないかと思って見てましたが。

このディナーの際に、日本語で話しかけてきたおじいさんがいました。推定70歳くらいのおじいさんです。
おじいさん「1969年ごろから日本に長いこといたんだよ。兵役でね。YOKOHAMAの基地ね。2004年にはNHKの料理番組に呼ばれて久しぶりに日本に行ったけど随分変わってたね。東京はNYよりモダンだね。なにより食事がすばらしくレベルが高い」

このおじいさんの言うとおり僕もNYと東京を比べた場合、東京の方が洗練されている気がします。で、このおじいさん、NHKの番組に呼ばれたと言うとおり、アメリカに帰国後には大学を卒業して料理シェフになったそうです。そして、焼き鳥屋をフードトラックではじめてイベントに出かけては売りさばいてたそうです。

僕が「焼き鳥って原価安いし、利益になりますよね~~」というと、
おじいさん「ホント儲かった。15ドルで売れたからね~」
とニコニコしながら話してくれました。なんというかまるでゲームをしていたかのようにその時の話をしてくれました。そのフードトラック焼き鳥屋の後は、焼き鳥のたれを製造する会社を立ち上げて今では焼き鳥のたれを全米中で販売するまでとなったそうです。
そして日本のことを思い出して上を向きながら
「また日本に帰りたいよ」と。
帰り際には
「おみやげにたれあげるわ」とたれをくれました。

おじいさんがやきとりのたれをはじめた当初はアメリカにたれのジャンルで競合もほとんどいなかったでしょうし、かつ日本料理をたくさん食べた日本滞在の経験を活かしてるところ、おじいさんすごいと思わされました。
こういう出会いが旅のだいご味かと思います。通常では引っかかってこない世界と遭遇できるのがいいな~と感じています。やっぱり就活失敗してよかったなと思います笑。

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